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認知症機能検査とは

認知症機能検査とは

(2017.12.06更新)

認知症の診断を補助する為に行う検査です。

認知症機能検査とは(認知症の診断を補助する為に行う検査です。)

認知症機能検査とは認知症の診断を補助する為に行う検査です。
しかしこれだけで認知症を診断するわけではありません。
認知症は、あくまで症状・画像診断などと併せて総合的に診断されます。

1.山口式キツネ・ハト模倣テスト

1.山口式キツネ・ハト模倣テスト

・群馬大学医学部教授の山口晴保先生が考案された検査です。
・指示は、「私の手をよく見て同じ形を作ってください」と一度だけいいます。
・施行中は指示は繰り返しません。
・提示時間は10秒間です。

●まず「キツネ」を10秒提示します。
そして、「これと同じものを指で作ってください」と言って患者さんに作ってもらいます。
●次に「ハト」でも同じ事を行います。

判定

判定

次のような誤りを生じます。

キツネ誤答例
 キツネは中等症認知症までは、ほぼ全員できる。
 (重度認知症では不能)

ハト誤答例
 ・ハトは軽度認知症で8割ができなくなる。
  MCIでも5割が間違える。

認知症機能検査、成功率のグラフ

認知症機能検査、成功率のグラフ

※ゲーム感覚でやってもらえて、1分間で認知症を高頻度に検出できる優れた検査です

2.改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)

2.改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)

記憶力が重点項目の検査で、アルツハイマー型認知症の検出に優れています。

(判定)通常は20点以下を認知症疑いとします。しかし、年齢や教育歴なども考慮して判定します。

3.Mini-Mental State Examination(MMSE)

3.Mini-Mental State Examination(MMSE)

HDS-Rに似ていますが、「紙を折る」「図形を書く」などの動作を問う設問があります。
佐藤病院では、記憶力をよりよく診る為に、設問を1つ増やしたオリジナル版で行っています。

(判定)23〜24点以下を認知症疑いとします。
佐藤病院オリジナル版では、満点を33点に修正して25点以下を認知症疑いとします。

4.立方体の模写

4.立方体の模写

空間を感じとる能力を診る検査です
アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症の検出に優れています。
施行は簡単で、立方体の透視図を模写してもらいます。

(判定)以下のような異常判定例がでます。 (模写画像)

(判定)以下のような異常判定例がでます。 (模写画像)

HDS-RとMMSEが正常判定でも、これで異常判定がでる 患者さんがいます

5.時計描画テスト (正常例と異常例の画像)

5.時計描画テスト (正常例と異常例の画像)

これも4と同様に、空間を感じとる能力を診る検査です。
円が書いてある用紙を渡して、「10時10分」を書いて下さいと指示します。


〈出典〉
認知症の正しい理解と包括医療・ケアのポイント 第2版 協同医書出版社 山口晴保編集

 


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