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認知症の非薬物的療法

認知症の非薬物的療法

(2017.11.30更新)

症状にあわせてケアや関わりを持つことがとても大切

認知症の非薬物的療法(症状にあわせてケアや関わりを持つことがとても大切)

認知症治療では、薬による治療だけでなく、症状にあわせてケアや関わりを持つことがとても大切です。そこで重要視されているのが非薬物的療法です。
非薬物療法には様々なものがあり、生活リハビリテーション、レクリエーション、園芸療法、芸術(絵画や音楽)療法、回想法、調理活動、アロマテラピーなどがあります

その中でも、当院で行っているものをいくつかご紹介致します。

回想法

回想法

回想法はアメリカの精神科医によって創られた高齢者を対象とした心理療法です。昔を思い出すきっかけを作り、より思い出すように、また語りやすく、参加者同士のコミュニケーションが図れるように援助して行きます。思い出すことでその方の人生を豊かに、幸せな気持ちになり、人と語り合うことで充実した時間をもつことが狙いです。
回想法はグループで行う事が多く、個人的に普段の会話やコニュニケーションを取る際に回想法を取り入れる事も出来ます。

回想法の実際映像

回想法の実際映像

毎週1〜2回、1時間程度、その都度テーマを変えて懐かしい話に花を咲かせていきます。

テーマの例

テーマの例

引用:来島修二:回想法基礎研修テキストー認知症高齢者に対する回想法

認知症を持つ人への効果【目的】

*それそれ、そうそう、わかるわかる:脳の活性
*あ〜懐かしい!:情緒の活性
*喜んで聞いてもらえる!:役立ち感の復活
*みんな一緒、一人じゃない:孤独の解消
*不安を忘れるひと時をもつ:不安の解消
*人間関係、居場所をもてる:安心感の復活
*周りの出来事に確信が持てる:自己の復活

⇒認知症の進行予防、心理行動障害の改善・予防

引用:来島修二:回想法基礎研修テキストー認知症高齢者に対する回想法

園芸療法

園芸療法

園芸療法とは、植物あるいは植物に関する様々な活動を通して、身体と心の安定を促し、また鍛える療法です。
認知症の方が、土や植物とふれ合うことで、心が癒され、五感を刺激し、爽快感を得ることが出来ます。また、自然と会話が生まれたり、若いスタッフに園芸方法を教えることもあり、コミュニケーションの場にもなります。
また、屋外で行う際は、外の空気を感じ、季節を感じることや解放感を得ることもできます。

園芸活動の効果

1.体の筋肉を使い、汗を流すことによって心地いい疲労感と爽快感をもたらす。
2.「土と触れ合う」「花が咲いた」「実がなった」等、五感を刺激し、達成感と新たな意欲を生む。
3.過去に園芸や農業を行っていた方には、長期記憶に働きかけ、生き生きとした感情が蘇る。

⇒脳の活性化・意欲向上

調理活動

調理活動

なじみのある料理や昔よく作った料理を1人〜5.6人で調理し、調理から食事までを通して、昔を思い出したり、参加者とのコミュニケーションを図ったり、達成感を促します。
また、実際調理を行った際には、いつもは食事後すぐ、食べたことを忘れる人が、しばらく経った後でも、「今日作ったカレーライスはうまかったね」と言い、覚えている事がありました。(残念ながら次の日には忘れていましたが…)

アロマテラピー

アロマテラピー

近年の研究で、認知症を発症すると、臭いや香りを感じなくなったり、臭いに鈍感になる人も多く、脳内にある嗅神経がダメージを受けることが分かってきました。嗅神経は、他の脳神経に比べ、再生能力が高いことが知られています。また、嗅神経は脳内にある記憶を司る海馬に直接つながっていています。
嗅神経を刺激することでその機能を再生できれば、海馬も活性化させることができ、認知症の予防改善につながると考えられています。

認知症予防・改善に効果的なアロマ(引用:和田文緒:アロマテラピーの教科書)

レクリエーション

レクリエーション

ゲームや合唱、風船バレーなど、様々な活動を通し、心身をリフレッシュさせたり、身体を動かしてもらうことで、衰えがちな運動機能や体力の維持・向上につながります。


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