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双極性障害とは?

01 双極性障害とは?

一般の方には、「躁うつ病」の名称の方で認知されている病気です。
うつ病は、気分の落ち込みや不眠等のうつ症状のみを呈する病気です。
双極性障害は、激しい気分の浮き沈みがあり、自分でもコントロールができないような気分高揚(躁状態)と苦しくて生きるのがつらい気分の沈み(うつ状態)を繰り返す病気です。

生涯有病率(一生のうち一度その病気を患う人の割合)は、うつ病の7%に比べると低く、0.4~0.7%といわれており1000人に4~7人、100人に1人弱がこの病気に罹患します。
発症年齢は、20~30歳代が多いですが、幅広い年齢層にみられます。

うつ病で治療中に躁状態を発症して診断が変更となる事もあります。
うつ病の症状で受診した16%が双極性障害であったとの研究結果もあります。
双極性障害が正しい診断と適切な治療に至るまで、平均7.5~9.6年の期間が経過しているといわれています。